スクールQ&A合格までにどれくらいの勉強時間が必要か
保育士試験の出題範囲
保育士試験合格のための勉強時間をお伝えする前に、保育士試験の出題範囲について理解しておきましょう。
保育士資格を専門学校、短大、大学を卒業して取得する保育士養成学校での保育士資格取得に必要な単位数は68単位です。
「2年間かけて68単位を取得する必要がある。」と聞くと出題範囲がとっても広いことが分かります。
子ども達のための保健や栄養、心理学、社会福祉、教育の歴史や法律など教養、実習理論など、多岐にわたり学習し単位を取得しないと保育士養成学校に通っても最終的に保育士にはなれません。
保育士資格は子ども達の保育に関して専門的な知識を持った人がなれる名称独占資格と呼ばれる所以です。
この範囲の内容を9科目に分けて受験するのが、全国保育士試験になります。
保育士試験の学習量
保育士試験を受験する場合、9科目の学習量は中学1年から3年までの学習量に例えられることがあります。
書店で保育士試験対策本が分厚いので、保育士試験を受験しようと思い立っても学習量で躊躇してしまう方もいらっしゃいます。そこで諦めないでください!
保育士試験は9科目ありますが、社会福祉、子ども家庭福祉、社会的養護は学習内容が同じ部分もあります。
この3科目を横断的に学習をすることで、内容の理解もしやすく効率的に学習を進められます。
また、これまでの一般知識で回答できる問題もあり、試験は5択のマークシートです。
一問一答などで知識を増やしておけば、消去法で回答できます。
学習方法の工夫で合格できるので、保育士試験の学習範囲や量が多い点で受験を諦める必要はありません。
保育士試験はどれくらい勉強時間が必要か?
一般的には90時間から150時間と言われています。あくまでも目安時間になります。
保育士試験対策は暗記部分が多いので、暗記が得意な方ですと学習時間は短くなります。
1日1時間の学習時間で4か月程度、週末の学習時間を調整して2か月から3か月の学習で保育士資格を取得することも可能です。
しかし、学習時間より大切なことはしっかり理解し、9科目が60点以上獲得できるだけの知識をインプットできているかです。人は覚えても時間の経過としっかり理解していないと忘れていきます。
試験本番までに覚えたことを忘れないようにするためには、必ず毎日10分でも良いのでテキストを開いたり、YouTube動画で1問1答をしたりすることが大切です。保育士試験の問題から離れない!
最短時間で保育士試験に合格するためには、日々の積み重ねと効果的な学習を心掛けましょう。
まとめ
保育士試験に合格できる学習時間は人それぞれです。
保育士試験の9科目を広く浅く満遍なく学習して過去問で実力をつけていくことが、合格への近道です。